天然のガラス / Obsidian

黒曜石こくようせき

火山の熱い液体が急に冷えてできた、黒く光る天然のガラス。

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黒曜石の色や形を示すAI生成の説明用イラスト
AI生成の説明用イラスト
色や形を説明するための一例です。実物の写真や、特定の標本・産地を再現したものではありません。
まずは、ここから。

基本のプロフィール

分類
天然のガラス
主な成分
ケイ素を多く含む火山の天然ガラス。
成分の式
岩石のように成分が混ざるため、単一の式はありません
硬さの目安
成分によって変わるため、ここでは一つの数値にしませんモース硬度:傷のつきにくさの目安。割れにくさや、強さの倍率ではありません。
見られる色
黒代表的な色です。標本によって違います。
実物の標本写真を見る
黒く光る黒曜石の標本
実物標本:黒曜石(GSJ R20901)
写真:産総研・地質標本館「県の石」 · 利用条件
上のAI生成図とは別の、実物の標本写真です。標本の色や形には違いがあります。
「硬さ」の数字は、どう読むの?傷のつきにくさと、割れにくさの違いを図で見てみよう。
01

どんな石? どうやってできる?

成分の式や、専門用語の読み方

成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。

「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。

黒曜石は結晶が育つ前に固まった火山ガラスです。鉱物の一種として数えず、火山がつくる石として紹介します。長野県の和田峠は、地質標本館が主要産地として紹介しています。

火山の溶岩が冷え、結晶が十分に育たないままガラスになったものです。

02

暮らしのどこで役に立つ?

昔は鋭い割れ口を利用して、石の刃や矢じりが作られました。

03

知ると面白い、石の豆知識

黒くても鉱物の結晶とは限りません。「天然のガラス」という成り立ちが名前を知る手がかりです。

04

観察するときのヒント

  • ガラスのようなつやを見る
  • 割れた面のなめらかな曲線に注目する

似た石との違い黒い石すべてが黒曜石ではありません。玄武岩などと、つやや割れ方を見比べましょう。

写真を並べて、似た石を見比べる ↗

写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。割れたふちは非常に鋭くなります。拾った石の断面を素手で触らないでください。

05

産地の記録をたどる

出典で確認できた3件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗

日本 / 長野県の石

和田峠 ↗

資料の地域名:長野県 / 地図:地域の概略位置

黒曜石の主要産地として記録。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。主要産地の記録と、辞典の補足写真の採取地が同じかは未確認です。(辞典の補足写真:GSJ R20901)

資料確認:2026-09-28

米国

ニューベリー火山地域 ↗

資料の地域名:米国・オレゴン州 / 地図:地域の概略位置

米国地質調査所がニューベリー火山の黒曜石溶岩流を紹介しています。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。辞典の補足写真は、この地域の記録とは別の標本です。(辞典の補足写真:GSJ R20901)

資料確認:2026-09-29 / 資料の発行年:2023

日本 / 大分県の石

姫島の黒曜石 ↗

資料の地域名:大分県東国東郡姫島村 / 地図:地域の概略位置

黒曜石の主要産地として姫島が紹介されています。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。辞典の補足写真は、この地域の記録とは別の標本です。(辞典の補足写真:GSJ R20901)

資料確認:2026-10-04

産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。

説明・写真の出典

科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。標本写真・既存記録の確認:2026-09-28。追加の産出記録は各資料を参照してください。

成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針