写真で観察

同じ黒っぽい石。光り方はどう違う?

黒曜石の強く反射する面と、玄武岩の暗い灰色の面を比べよう。

A黒く光る黒曜石の標本
黒曜石(天然の火山ガラス)実物標本:GSJ R20901写真:産総研・地質標本館
B暗い色の玄武岩の標本
玄武岩(火山でできた岩石)実物標本:GSJ R11129写真:産総研・地質標本館
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この二つの写真では、写真Aの黒曜石の中央から左側に、なめらかな曲線を描いて強く光る面が見えます。写真Bの玄武岩は暗い灰色で、白っぽい小さな点が散らばっています。はっきりした穴は確認できません。実際の石には個体差があるため、つやだけで未知の石を断定できません。

写真の出典は各標本の下に掲載しています。

真っ黒な石を見ると黒曜石を思い浮かべるかもしれません。でも、黒曜石と玄武岩はどちらも火山につながる石。上の二枚の標本写真で、光がどこに反射するかを見てみましょう。

写真Aの黒曜石は、なぜガラスみたい?

黒曜石は溶けた物質が急に冷え、結晶が大きく育つ前に固まった天然の火山ガラスです。標本のなめらかな面は、光を強く返します。割れると刃のような鋭い縁ができるため、昔は道具の材料にもなりました。写真を見て比べ、割れた石には触らないでください。(USGSの黒曜石解説)

写真Bの玄武岩は、どこを見る?

玄武岩は火山のマグマからできた岩石です。この写真では、黒曜石のように強く光る面は目立ちません。細かな粒や穴を写真からはっきり確かめられない場合は、「見えない」と記録することも観察です。

つやだけで名前を決めていい?

いいえ。風化(風や水で表面が変わること)や光の当たり方で見え方は変わります。黒曜石にも黒以外の見え方があり、玄武岩の表面も一様ではありません。上の写真は名前と産地が記録された二つの標本の比較です。拾った石の鑑定結果ではありません。

親子で試す質問:「どこが一番光っている?」「粒や穴は写真で確認できる?」「どの部分を見てそう思った?」答えの石名より、理由を指で示せることを目標にしましょう。

黒曜石の割れた縁は危険です。川原や崖での採集を勧める記事ではありません。安全の約束も確認してください。

この記事の資料

主な出典:米国地質調査所(USGS)「Yellowstone's tool-making lava flows」

資料確認日:2026/9/29。写真の出典は各写真の表示または図鑑ページに記載しています。未知の石の鑑定や、現地での採集許可を示すものではありません。