どんな石? どうやってできる?
成分の式や、専門用語の読み方
成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。
「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。
地球の深い場所の高い温度と圧力のもとでできます。
暮らしのどこで役に立つ?
宝石のほか、物を切ったりけずったりする工業材料にもなります。
知ると面白い、石の豆知識
硬さ10は傷つきにくさの順位。強くぶつけても割れないという意味ではありません。
ダイヤモンドと黒鉛は、同じ材料?
基本の材料は、どちらも炭素です。でも原子(物質をつくる小さな粒)の結び付き方や並び方が違うので、別の鉱物になります。
ダイヤモンドだいやもんど
- 成分の式
- C
- 硬さの目安
- 10
炭素の原子が立体的に結び付いています。とても傷がつきにくい鉱物です。
「材料が同じなら、性質も同じ」とは限りません。硬さの数字は傷のつきにくさの目安で、割れにくさや強さの倍率ではありません。
観察するときのヒント
もう一歩、詳しく調べる結晶の分類・つや・密度・粉の色・割れ方+
資料に記された鉱物の性質です。ページの写真の標本そのものを測定した値ではありません。
- 結晶系内部の並び方と対称性による分類
- 等軸晶系
- 密度同じ大きさで比べた重さの目安
- 約3.51 g/cm³1cm × 1cm × 1cmの大きさ当たりの重さを、グラムで表す単位です。
- 光沢(こうたく)光を反射したときの、つやの見え方
- ダイヤモンド光沢と呼ばれる強いつやから、油を塗ったようなつや。
- 割れ方・変形へき開は、結晶が決まった向きに割れる性質
- 明瞭なへき開があり、決まった方向に割れることがあります。貝殻の内側に似た割れ口もあり、もろい性質です。
モース硬度10は傷のつきにくさを表します。たたいても割れないという意味ではないので、衝撃を与えて試しません。
性質の出典:Handbook of Mineralogy「diamond」の物性・結晶データ ↗この性質の資料確認:2026-10-05
- 自然の結晶には、二つのピラミッドを底で合わせたような形がよく見られます。宝石のカットとは別の形です。
- 黒鉛と成分の式を比べてみよう。どちらもC(炭素)ですが、見た目や硬さは大きく違います。
写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。知らない石を食べ物や化粧品の代わりに使わないでください。
産地の記録をたどる
出典で確認できた1件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗
キンバリー周辺の記録 ↗
資料の地域名:南アフリカ・キンバリー近郊 / 地図:地域の概略位置
スミソニアン博物館は、キンバリー近郊のDutoitspan鉱山で見つかったオッペンハイマー・ダイヤモンド NMNH 117538を紹介しています。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。
資料確認:2026-10-04
産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。
説明・写真の出典
- GIA(米国宝石学会)「diamond」
- 米国地質調査所「暮らしの中の鉱物資源」(資源から製品へのつながり)
科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。追加の産出記録は各資料を参照してください。
成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針





