鉱物 / Cordierite

菫青石きんせいせき

熱を受けた岩石などに見られる、青紫色系の鉱物。

別名:コーディエライト

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菫青石の色や形を示すAI生成の説明用イラスト
AI生成の説明用イラスト
色や形を説明するための一例です。実物の写真や、特定の標本・産地を再現したものではありません。
まずは、ここから。

基本のプロフィール

分類
鉱物
主な成分
マグネシウム・鉄・アルミニウムなどを含むケイ酸塩。
成分の式
(Mg,Fe)₂Al₄Si₅O₁₈
硬さの目安
7〜7.5モース硬度:傷のつきにくさの目安。割れにくさや、強さの倍率ではありません。
見られる色
青・紫・灰代表的な色です。標本によって違います。
「硬さ」の数字は、どう読むの?傷のつきにくさと、割れにくさの違いを図で見てみよう。
01

どんな石? どうやってできる?

成分の式や、専門用語の読み方

成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。

「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。

泥をもとにした岩石が、地下で熱の影響を受けるなどして育ちます。

02

暮らしのどこで役に立つ?

地質の研究に役立ち、透明で美しいものはアイオライトと呼ばれます。

03

知ると面白い、石の豆知識

漢字の「菫」はすみれの花。青紫色にちなんだ名前です。

鉱物名と宝石名

アイオライトと菫青石は、別の石?

アイオライトは、菫青石(きんせいせき)の宝石としての呼び名です。鉱物の名前と、宝石の名前を使い分けています。

「変種(へんしゅ)」は、同じ鉱物の中で、色などの特徴が違うものの呼び名です。

鉱物このページ

菫青石きんせいせき

成分の式
(Mg,Fe)₂Al₄Si₅O₁₈
硬さの目安
7〜7.5

鉱物としての名前。英語ではコーディエライト。

鉱物の変種

アイオライトあいおらいと

成分の式
(Mg,Fe)₂Al₄Si₅O₁₈
硬さの目安
7〜7.5

宝石としての呼び名。見る方向によって、青紫色が薄く見えることがあります。

青紫色が似ていても、サファイアやタンザナイトとは別の鉱物です。名前を確かめるには、色以外の情報も必要です。

この比較の出典を見る
04

観察するときのヒント

もう一歩、詳しく調べる結晶の分類・つや・密度・粉の色・割れ方

資料に記された鉱物の性質です。ページの写真の標本そのものを測定した値ではありません。

結晶系内部の並び方と対称性による分類
斜方晶系。外形が六角形に似ることもあります
密度同じ大きさで比べた重さの目安
約2.60〜2.66 g/cm³1cm × 1cm × 1cmの大きさ当たりの重さを、グラムで表す単位です。
光沢(こうたく)光を反射したときの、つやの見え方
ガラスのようなつや。
割れ方・変形へき開は、結晶が決まった向きに割れる性質
へき開はやや明瞭な方向と不明瞭な方向があります。割れ口が貝殻の内側に似ることもあり、もろい性質です。

向きによって見える色が変わる多色性があります。変質した桜石は、変質前の菫青石と同じ性質の標本として扱いません。

性質の出典:Handbook of Mineralogy「cordierite」の物性・結晶データ ↗

この性質の資料確認:2026-10-05

  • 標本ラベルの「菫青石」「コーディエライト」「アイオライト」の関係を確かめよう。鉱物名と宝石名が並ぶことがあります。
  • 青紫色の見え方が方向で違う展示があれば、角度を変えて見てみよう。色だけで似た宝石と見分けることはできません。

写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。知らない石を食べ物や化粧品の代わりに使わないでください。

05

産地の記録をたどる

出典で確認できた3件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗

日本 / 茨城県の石

日立鉱山の記録 ↗

資料の地域名:茨城県日立市 / 地図:地域の概略位置

日立鉱山産の菫青石が登録されています。宝石名アイオライトのもとになる鉱物ですが、この標本を宝石質とは断定していません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。

資料確認:2026-10-04

日本 / 茨城県の石

峯寺山の記録 ↗

資料の地域名:茨城県新治郡八郷町(資料の表記) / 地図:地域の概略位置

峯寺山産の球状菫青石が登録されています。資料の標本名に「球状」とある記録です。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。

資料確認:2026-10-04

スリランカ

スリランカ ↗

資料の地域名:スリランカ / 地図:地域の概略位置

スリランカのWalpita産の菫青石が登録されています。印はスリランカ全体の代表位置で、標本の採取地点ではありません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。

資料確認:2026-10-04

産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。

説明・写真の出典

科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。追加の産出記録は各資料を参照してください。

成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針