どんな石? どうやってできる?
成分の式や、専門用語の読み方
成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。
「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。
地下の熱い水が運んだ成分が、岩のすき間で結晶になるなどしてできます。
暮らしのどこで役に立つ?
アンチモンを取り出す主要な鉱石です。結晶の形や鉱脈のでき方を学ぶ標本としても知られます。
ここでいう「鉱石」は、資源を取り出す材料としての呼び名です。取り出せる成分の量や費用などによって、実際に資源として利用されるかが変わります。目の前の標本がそのまま採算の合う鉱石とは限りません。
知ると面白い、石の豆知識
曲がった結晶も記録されています。柔らかいことと、ゴムのように元に戻ることは同じではありません。
観察するときのヒント
もう一歩、詳しく調べる結晶の分類・つや・密度・粉の色・割れ方+
資料に記された鉱物の性質です。ページの写真の標本そのものを測定した値ではありません。
- 結晶系内部の並び方と対称性による分類
- 斜方晶系
- 密度同じ大きさで比べた重さの目安
- 約4.63 g/cm³1cm × 1cm × 1cmの大きさ当たりの重さを、グラムで表す単位です。
- 光沢(こうたく)光を反射したときの、つやの見え方
- 金属のようなつや。へき開面では特に強く見えるものも。
- 条痕(じょうこん)細かい粉にしたときの色
- 鉛色の灰色自分で標本を削らず、資料にある性質を読むための情報です。
- 割れ方・変形へき開は、結晶が決まった向きに割れる性質
- へき開が明瞭な方向があります。しなやかに変形しても、元へ戻る弾力があるという意味ではありません。
針や柱のような細長い結晶が見られます。標本を曲げたり削ったりせず、資料の説明として性質を読んでください。
性質の出典:Handbook of Mineralogy「stibnite」の物性・結晶データ ↗- 細長い結晶が集まる向きと、表面のつやを見てみよう。
- 結晶が曲がって見えても、手で曲げて試さないでください。
写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。結晶を曲げたり、削ったり、加熱したりせず、展示されたまま観察してください。
産地の記録をたどる
出典で確認できた1件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗
市之川鉱山の輝安鉱 ↗
資料の地域名:愛媛県西条市・市之川鉱山 / 地図:地域の概略位置
市之川鉱山の輝安鉱の地域記録です。細長い結晶で知られる鉱物ですが、表示の図はこの産地の標本写真ではありません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。
資料確認:2026-10-05
産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。
説明・写真の出典
- Handbook of Mineralogy「stibnite」
- 米国地質調査所「暮らしの中の鉱物資源」(資源から製品へのつながり)
科学的プロフィールの資料確認:2026-10-05。追加の産出記録は各資料を参照してください。
成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針
