どんな石? どうやってできる?
成分の式や、専門用語の読み方
成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。
「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。
コランダムが育つ地質環境で、色に関わる成分も取り込まれます。
暮らしのどこで役に立つ?
宝石に使われます。人工ルビーはレーザーにも利用されてきました。
知ると面白い、石の豆知識
1960年の初めてのレーザーは、ルビーを使って光を生み出しました。
ルビーとサファイアは、同じ鉱物?
どちらもコランダムという鉱物の宝石です。赤いものをルビー、それ以外の色のものをサファイアと呼びます。
「変種(へんしゅ)」は、同じ鉱物の中で、色などの特徴が違うものの呼び名です。
ルビーるびー
- 成分の式
- Al₂O₃
- 硬さの目安
- 9
赤いコランダムの宝石名。赤紫やオレンジ寄りの赤もあります。
少しだけ含まれる元素が色に関係します。ルビーの赤にはクロム、青いサファイアには鉄とチタンが関わります。色だけで本物かどうかは決められません。
観察するときのヒント
- 赤の中にも、紫寄りやオレンジ寄りの色があります。博物館の標本を並べて、色の幅を見てみよう。
- 「赤い石だからルビー」とは決められません。鉱物名がコランダムかどうか、標本ラベルでも確かめよう。
写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。知らない石を食べ物や化粧品の代わりに使わないでください。
産地の記録をたどる
出典で確認できた2件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗
タイの記録 ↗
資料の地域名:タイ(標本の登録表に詳しい地域名なし) / 地図:地域の概略位置
スミソニアン博物館には、タイ産のルビー NMNH G8481が登録されています。印は国の代表位置です。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。
資料確認:2026-10-04
モゴック地域のルビー ↗
資料の地域名:ミャンマー・モゴック地域 / 地図:地域の概略位置
カルメン・ルシア・ルビー NMNH G10320は、モゴック地域で1930年代に採掘されたと説明されています。現在の採掘状況の記録ではありません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。
資料確認:2026-10-04
産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。
説明・写真の出典
- GIA(米国宝石学会)「ruby」
- 米国地質調査所「暮らしの中の鉱物資源」(資源から製品へのつながり)
科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。追加の産出記録は各資料を参照してください。
成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針





