どんな石? どうやってできる?
成分の式や、専門用語の読み方
成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。
「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。
長石は一つの鉱物種ではなく、成分や結晶構造の異なる鉱物のグループです。写真は米国地質調査所(USGS)が「Feldspar」として公開する標本の接写で、個別の鉱物種や産地は示されていません。地図の福島県の記録は、長石の仲間である微斜長石の別標本です。
マグマが冷えるときに結晶になり、多くの火成岩をつくります。
暮らしのどこで役に立つ?
ガラスや陶磁器を作る原料などになります。
知ると面白い、石の豆知識
花こう岩の白や桃色の粒を探すと、長石に出会えることがあります。
観察するときのヒント
- 茶色の部分と白いすじの境界を探す
- 花こう岩の写真で粒の組み合わせを比べる
似た石との違い石英も花こう岩に含まれます。写真の色だけで長石か石英か、また長石のどの種類かは判定できません。
写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。未知の石を割ったり、粉を吸い込んだりしないでください。
産地の記録をたどる
出典で確認できた2件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗
石川町和久の記録 ↗
資料の地域名:福島県石川郡石川町和久 / 地図:地域の概略位置
地質標本館には長石の仲間である微斜長石の標本が登録されています。図鑑のUSGS写真とは別の標本です。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。辞典の補足写真は、この地域の記録とは別の標本です。(辞典の補足写真:USGS掲載写真)
資料確認:2026-09-29
太地町のサニディン ↗
資料の地域名:和歌山県東牟婁郡太地町 / 地図:地域の概略位置
記録されている鉱物名はサニディン。長石の仲間の一種で、長石すべてを同じ鉱物と扱うものではありません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。辞典の補足写真は、この地域の記録とは別の標本です。(辞典の補足写真:USGS掲載写真)
資料確認:2026-10-04
産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。
説明・写真の出典
- Handbook of Mineralogy(鉱物資料集)「orthoclase」
- 米国地質調査所「長石の用途・資源」
- 米国地質調査所「暮らしの中の鉱物資源」(資源から製品へのつながり)
- 標本写真・記録:米国地質調査所「Feldspar」。写真利用条件は写真の下に記載。
- 米国地質調査所「Feldspar Statistics and Information」
科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。標本写真・既存記録の確認:2026-09-29。追加の産出記録は各資料を参照してください。
成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針




