鉱物の変種 / Amethyst

アメジストあめじすと

紫色の石英。別の鉱物種ではなく、水晶と同じ石英の変種。

別名:紫水晶、石英、水晶

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アメジストの色や形を示すAI生成の説明用イラスト
AI生成の説明用イラスト
色や形を説明するための一例です。実物の写真や、特定の標本・産地を再現したものではありません。
まずは、ここから。

基本のプロフィール

分類
鉱物の変種
主な成分
石英のうち紫色のもの。アメシスト・紫水晶とも呼ばれます。
成分の式
SiO₂
硬さの目安
7モース硬度:傷のつきにくさの目安。割れにくさや、強さの倍率ではありません。
見られる色
紫・白代表的な色です。標本によって違います。
実物の標本写真を見る
ラップワース地質博物館の紫色のアメジスト結晶と展示ラベル
実物標本:アメジストの結晶群(BIRUG 29432)
写真:Wikimedia Commons「Lapworth Museum of Geology - Amethyst」/撮影 TomWG00 · 写真単位のCC0 1.0表示。国内の産出記録とは別の標本です。
上のAI生成図とは別の、実物の標本写真です。標本の色や形には違いがあります。
「硬さ」の数字は、どう読むの?傷のつきにくさと、割れにくさの違いを図で見てみよう。
01

どんな石? どうやってできる?

成分の式や、専門用語の読み方

成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。

「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。

アメジスト(紫水晶)は石英という鉱物種の紫色の変種です。写真はラップワース地質博物館に展示された標本で、展示ラベルには南米産と記されています。国や採取地点は特定できないため、地図の栃木県の点は産総研・地質標本館に登録された別の紫水晶標本を示します。

岩の空洞などで、石英の結晶が育ったものです。

02

暮らしのどこで役に立つ?

宝石や装飾用の石、結晶の観察用の標本として親しまれます。

03

知ると面白い、石の豆知識

紫色の蛍石とは別の鉱物です。同じ色でも成分や結晶の形が違います。

同じ鉱物の仲間

水晶とアメジストは、同じ仲間?

どれも石英という鉱物です。色や見た目の違いに合わせて、別の名前で呼ばれます。

「変種(へんしゅ)」は、同じ鉱物の中で、色などの特徴が違うものの呼び名です。

鉱物

水晶すいしょう

成分の式
SiO₂
硬さの目安
7

石英のうち、透明な結晶を水晶と呼びます。

鉱物の変種このページ

アメジストあめじすと

成分の式
SiO₂
硬さの目安
7

紫色の石英。結晶の中に色の濃淡が見えることもあります。

鉱物の変種

シトリンしとりん

成分の式
SiO₂
硬さの目安
7

淡い黄色〜茶色がかったオレンジ色の、透明な石英。

鉱物の変種

ローズクォーツろーずくぉーつ

成分の式
SiO₂
硬さの目安
7

桃色の石英。細かなものを内部に含み、少し曇って見えるものが一般的です。

石英がいつも透明な柱の形になるわけではありません。ローズクォーツは普通、結晶の形がはっきりしない塊で見られます。

この比較の出典を見る
04

観察するときのヒント

  • 紫色が濃い先端と白っぽい根元を見比べる
  • 結晶が並ぶ方向と面の形を探す

似た石との違い蛍石も紫色になることがあります。紫色だけでアメジストとは決められず、写真から手元の石を確定することもできません。

写真を並べて、似た石を見比べる ↗

写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。未知の石を割ったり削ったりして判定しないでください。

05

産地の記録をたどる

出典で確認できた1件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗

日本 / 栃木県の石

富井鉱山の記録 ↗

資料の地域名:栃木県宇都宮市篠井町 / 地図:地域の概略位置

地質標本館には富井鉱山産の紫水晶が登録されています。図鑑の博物館写真とは別の標本です。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。辞典の補足写真は、この地域の記録とは別の標本です。(辞典の補足写真:BIRUG 29432)

資料確認:2026-09-29

産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。

説明・写真の出典

科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。標本写真・既存記録の確認:2026-09-29。追加の産出記録は各資料を参照してください。

成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針